フェイスブックに代表されるように巨大で著名なプラットフォームは広告料金で収益を上げています。莫大なインフラ投資が必要であるにも関わらず、膨大なユーザーに無料で広告を提供できる秘密はここにあります。
日本に上陸した当時はフェイスブックは純粋に、岡山駅前の串カツ屋で人と人とが交流するみたいなソーシャルメディアでしたが、株式も上場して本格的に収益を上げていかないといけない、このときGoogleと同じく収益の柱に持ってきたのがインターネット広告ビジネスでした。
しかし検索エンジン広告とフェイスブック広告はまったく違っています。検索エンジン広告は不特定多数の人が見に来ますのでその人が誰なのかということは推測でしかわかりません。これに対してフェイスブック広告は実名制ですし大学卒なのか高卒なのか、勤務先はどこか、何歳なのか、家族構成は、世帯収入はんどがわかっています。そうするとそのターゲットだけにリーチするような極めて制度の高い広告出稿が可能になりますね。Googleの場合ですと個人のプライバシー重視という観点からこうしたデータはとっていません。ターゲットをどこまで可視化できるかそれが最大の違いです。